みなさんは、”T-Hip Crossover”という種目をご存知でしょうか?
この種目は、殆ど全身を可動させることができる素晴らしい種目です。
しかし、やり方を知らない方は多く、名前を聞いたことがない人も数多くいます。
そこで、今回は”T-Hip Crossover”という種目について、解説していきます。
T-Hip Crossover
この種目は、四つん這いになることからスタートします。
- 四つん這い姿勢から片足を腕の側に置く
- お尻を前方に動かし、胸を開くように腕を上空へ広げる
- 降ろした腕は脇の下に通し、2.の動きを繰り返す
以上は、T-Hip Crossoverを行う手順です。
手順に関しては、文面だけでは分かりづらいので、動画も参考にしながら習得していただけると良いでしょう。
対象筋について
今回のストレッチにおける対象筋は、殆ど全てと言っても過言ではありません。
動作自体は、非常に単純なものです。
しかし、四つん這いから片足を前方に踏み出すだけで、大腿四頭筋や腸腰筋、内転筋群、臀筋群などの股関節周辺筋を伸ばせます。
また、片腕を上空に伸ばした際に腹筋群、大胸筋、前鋸筋などの胴部前面の筋肉を伸ばすことが可能です。
更には、降ろした腕を脇の下に通すことで、広背筋、菱形筋、大円筋などの胴部背面を伸ばすこともできます。
ひとつの動作を繰り返すだけで、これだけの筋肉を対象としてストレッチできる種目は、多くありません。
ですので、トレーニング前後などに効率的にカラダ全体をストレッチさせるには、非常に効果的な種目と言えます。
注意点
注意点としては呼吸を止めずに行うことが、非常に大切です。
呼吸を止めて行ってしまうと、脱力することが難しい為、十分に筋肉をストレッチできない場合があります。
また、血管への負担も増えるので、動作中は意識的に呼吸するようにします。
その他の注意点としては、動作が小さくならないように行うということです。
これは、ストレッチ効果を最大限発揮させる為に、注意すべきです。
どうしても、初めての動作や苦手な動作を行う場合は、動きが小さくなり、十分に筋肉を伸ばすことが難しくなる場合があります。
それを避ける為に、初めから動作をダイナミックに行うように念頭におきましょう。
まとめ:どんな方にもオススメしたいストレッチ
今回は、T-Hip Crossoverについてお伝えしました。
この種目は、全身を効率的にストレッチできる優秀な種目です。
また、畳一畳分のスペースがあれば始められることから、場所を選ぶ必要もありません。
起床後に行っても良いですし、運動前後に行っても良いでしょう。
呼吸を止めないことを忘れずに、動作をダイナミックに行うことを念頭において、どんどんトライしていきましょう。
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