スクワットにおいて膝の過伸展がカラダに及ぼす影響について紹介

スクワットは、”キングオブトレーニング”と称される程、全身を鍛えられるトレーニング種目として、古くから親しまれています。

そんな中、時々、スクワット動作中に膝を過伸展させる方をみかけます。

過伸展とは膝を伸ばしすぎることを意味しますが、いまいちイメージが湧かない方もいらっしゃるでしょう。

実は、膝の過伸展はスクワット中も避けた方が良い動きとして知られていますが、それは、なぜでしょうか?

また、自身の膝が過伸展していたと気づいた場合、どのように改善していけば良いのでしょうか?

そうした疑問を解決していきたいなと思います。

膝の過伸展とは

冒頭から「”膝の過伸展”って何?」と思われている方もいらっしゃると思うので、先ずは、膝の過伸展についてご紹介します。

膝の過伸展とは、前述した通り、膝を伸ばし過ぎることを意味します。

では、どのような状態が膝を伸ばし過ぎた状態なのでしょうか?

画像①:膝の過伸展

以上のような状態が、過伸展と言われます。

イメージとしては、骨を動かすのに余裕がなく、完全に膝関節が固定されているような状態です。

画像②:膝の正常な伸展

以上の正常な伸展画像と比べるとかなり違いがあると思います。

膝の過伸展によって動員される筋肉

筋肉は、関節の動きを支えるようにして、人間のカラダに張り巡らされています。

そんな筋肉の中でも、膝の過伸展によって動員される筋肉とは、どのような筋肉なのでしょうか?

それは、大腿四頭筋と呼ばれる、太腿前面に位置する大きな筋肉です。

大腿四頭筋は、膝の曲げ伸ばしによって伸長収縮を繰り返す筋肉です。

その他にも、股関節や膝関節の動きをサポートする、二足歩行の人間にとってはなくてはならない筋肉と言えるでしょう。

膝の過伸展が及ぼす影響

では、膝の過伸展はどのような影響をカラダに及ぼすのでしょうか?

大腿四頭筋の緊張

画像③:大腿四頭筋の緊張

ひとつは、大腿四頭筋の緊張が挙げられます。

そもそも大腿四頭筋が緊張しているから膝が過伸展するのか、膝が過伸展するのかは難しいところです。

しかし、膝の過伸展が大腿四頭筋を緊張させることに、間違いはありません。

膝が過伸展すると大腿四頭筋は収縮し、常に力んだような状態になります。

太腿前面の張り

大腿四頭筋の緊張が続くと、常に筋肉が張ったような状態になります。

これは、前腿を大きくさせる強い要因として働きます。

膝の過伸展によって、大腿四頭筋が緊張している方は女性に散見されますが、これが続くことで、常に太腿前面が張っているように感じます。

これは、常に太腿が力んでいる状態になるので、この力みを解かない限りは太腿前面の張りが治ることは難しいかも知れません。

膝関節の固定による負荷の軽減

画像④:膝関節の固定による負荷の軽減

膝が過伸展した場合、膝関節が固定された形になり、動きが制限されます。

これは、私生活ではあまり経験はありませんが、挙げるとすれば立位時のふとした瞬間などでしょう。

しかし、トレーニング中、スクワットやレッグプレスなどの下半身種目を行った際に膝の過伸展から関節が固定される場合が大いにあります。

膝関節が固定された時に、トレーニング中の負荷を支えるのは骨です。

骨に負荷が乗った状態からスクワットを始めようとすると、改めて、筋肉を動員させる必要があります。

これは、トレーニングから得られる負荷を軽減させることにつながる為、ウェイトトレーニングを実践されている方にとっては、膝関節を固定させないようにしてみましょう。

ケガのリスクの増加

膝の過伸展は、膝関節の固定を生み出すことを前述しました。

この膝関節の固定は、トレーニングにおいて負荷を軽減させてしまうこともありますが、ケガのリスクを増加させる場合もあります。

膝関節の固定は、膝関節周囲の靭帯や半月板への衝撃を強めることに繋がります。

これは、感覚としては非常に分かりづらく、靭帯損傷や半月板損傷は怪我をした後に分かることが多いです。

普段から整形外科などの病院に通っている場合は例外ですが、一般的に怪我をしていない方が通院されることはないので、怪我の発見が遅れる場合もあります。

トレーニングにおいて、どんなことよりも先ずは継続することが大切です。

その為には怪我をしないことが一番なので、怪我を防ぐ意味でも膝関節の過伸展には注意しましょう。

姿勢の変化

画像⑤:姿勢の変化

仰々しい見出しになってしまいましたが、膝の過伸展が骨で重みを支えることを前述しました。

これは、姿勢の変化に繋がります。

また、副次的に起こる影響として、体幹部の機能低下が考えられます。

膝の過伸展は骨盤の動きを制限することに繋がるので、膝関節が固定された場合、上半身が前傾する可能性があります。

こうした姿勢の変化は体幹部の機能低下にも繋がりやすく、「よし、姿勢を正しくしよう。」と思っても、改めて、体幹部の機能を向上させる必要があります。

二度手間でもありますし、何より、機能低下を防ぐという考え方が大切なので、それを予防する為には膝の過伸展を防ぐことが重要です。

メリットは…

単刀直入にお伝えすると、膝の過伸展にメリットは存在しません。

“過”伸展と呼ばれるように、その伸展は行き過ぎた状態であるからです。

人間のカラダは、多少の余白を持って正常な姿勢や動きを行っています。

それは、膝の過伸展にもあるような、行き過ぎた動きや状態を受け入れて修正し、元に戻せるようにするためです。

今回の膝の過伸展の場合は、もしもその状態が散見されるようなら、早くに手を打って、改善しましょう。

その方が、怪我のリスクも減りますし、人間のカラダの構造上は無理のないカラダとなるでしょう。

まとめ:自身の関節について知ってみよう

自身の関節状態がどうなっているのか、知っている方はあまり多くありません。

それは、日常生活を送っていても痛みが発生しないとか、悩みが発生しないからです。

何も不自由がないと、基本的には意識することはありませんが、今後も自由に関節が動かせるかどうかは分かりません。

先ずは、自身の関節がどのような状態になっているのか、あるいは、その状態になっていることで、どのような影響があるのかを調べてみましょう。

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