ダイエットを始めても、途中で挫折される方は多くいます。
「明日からやるぞ!」「今回こそは!」と、どれだけ意気込んでスタートしても、それが続くとは限りません。
「食べちゃった…」と後悔の念に苛まれたり、「これくらいならいいか…」「貰い物だし…」と言い訳がましくなったりと、人によってさまざまです。
遂には増減量を諦めてしまうのです。
これには、正しい栄養知識が身についていないことやダイエットに適した環境にいないなども理由として挙げられます。
しかし、殆どの場合は、ダイエットに対するマインドセットの問題のように思えます。
今回は、そんなダイエットに取り組む上で欠かせないマインドセットについてお伝えします。
ダイエットを諦める理由
ダイエットを諦めるにはいくつかの理由があります。
栄養知識に乏しい
栄養知識が乏しい場合は、偏食に走ったり、暴飲暴食に走る場合が多いです。
栄養知識に乏しいと「痩せたいから食べなくていいや。」「太りたいからラーメン食べよう。」という直感的なアクションに繋がりやすいでしょう。
しかし、偏食での減量は、必要な筋肉を減らすリスクが高まります。
また、増量しようとラーメンや丼物ばかり食べていると、体脂肪の蓄積をかなり増加させてしまうかも知れません。
目的はそれぞれ違いますが、多くの人にとってダイエットによって得たい結果は似通っています。
これは、個人的な意見ですが、大抵の場合は筋肉量を残すあるいは増やして、体脂肪を減らすあるいは最大限抑えることが、ダイエットに期待している結果だと思います。
そうした結果を得たいなら、正しい栄養知識は欠かせません。
ダイエットが必要だと思っていない
多くの場合、ダイエットをスタートした人ですら、ダイエットに必要性を見出せない人が非常に多いです。
「明日からやるぞ!」(本当にダイエットしたいの?)
「痩せます!」(痩せなくてもいいんじゃない?)
上記のように、言葉とは裏腹に気持ちが追いついていない場合は非常に多いです。
また、言葉と気持ちは裏返しになっている場合があることも、経験から学びました。
確かに「ダイエットしよう!」と決意したタイミングはあったのかも知れません。
しかし、日を増すごとに「(ダイエットしなくてもいいんじゃない?)」「(ちょっとくらいズルしてもいいんじゃない?)」と、怠け心が顔を出し、遂にはそれに甘えてしまうケースは少なくありません。
突然の出来事
ダイエットは、気軽に始められる、尚且つ気軽に辞められます。
だからこそ、突然のアクシデントがあると、簡単に中断されやすいという特徴があります。
例えば、風邪や怪我などで体調を崩してしまうケースです。
こうした体調不良は仕方ありません。
というのも、しっかりと栄養を摂取して、睡眠を十分にとり、回復させることが先決だからです。
妊娠、出産なども男女問わず、生活習慣が変わる為にダイエットは中断されやすい出来事です。
その他には、飲み会、旅行、結婚式などのイベントに参加したことで、ダイエットを諦めてしまうこともあります。
ダイエットを継続するには
では、ダイエットを諦めずに、継続するポイントとはなんでしょうか?
ダイエット≠痩せるを知る
ダイエットを痩せることだと思い込んでいる人がいますが、ダイエットは痩せることだけではありません。
前述したように、ダイエットには増量も含まれます。
ダイエットを他の言葉で言い換えると、健康の為に食生活を実践することです。
例えば、無理に痩せようとして偏食したり、食べないでいることはダイエットではありません。
これは、栄養失調を助長するアクションであり、筋肉量の低下も招くために健康とはかけ離れたアクションです。
栄養知識を身につける
栄養知識を身につけると、タンパク質がどれだけ必要な栄養素なのかが分かると思います。
これまで「タンパク質摂取しよう!」「プロテイン飲もう!」という宣伝を聞いたり、言われることがあると思います。
謳い文句の場合もありますが、タンパク質はカラダを構成する重要な要素であり、欠かせません。
その他には、タンパク質・脂質・炭水化物に含まれるエネルギー量です。
- タンパク質:4kcal
- 脂質:9kcal
- 炭水化物:4kcal
こうしたエネルギーをどれだけ摂取したのか、あるいはどれだけ消費したのかによって、体型は決まります。
こうした栄養知識をどれだけ身につけているかはダイエットを継続する上では必要不可欠です。
中長期的にプランニングする
ダイエットは、短期集中型にしない方が良いでしょう。
というのも、カラダが十分に反応するには時間がかかるからです。
今回は、減量の場合を考えていきましょう。
減量の場合
もしも、あなたが摂取エネルギー<消費エネルギーを作り出せているのなら、徐々に体重は減っていきます。
減量初期はカラダから余分な水分が抜けるので、むくみが減りやすい傾向にあります。
この時にグッと体重が落ち、少し気を許してしまう方がいます。
しかし、減量初期には体脂肪はそれほど燃焼していません。
むくみが落ちた頃、ようやくジワジワと体脂肪が燃焼し始めて、ジリジリと体重が落ちたり、サイズが小さくなったりという変化が現れます。
中長期的プランニングのススメ
だからこそ、2ヶ月、3ヶ月と短い期間でダイエットを考えている方は、もっと長い期間にプランニングし直すべきだと思います。
これは、増量にも当てはまります。
特に、増量において筋肉量を増やすのは、減量よりも更に期間をおく必要があるかも知れません。
ダイエットを始めようと思われている方は、半年、あるいは1年以上を目安に少しずつ、着実に、目的に沿って、健康的な食生活を身につけていくことをオススメします。
一喜はしても一憂はするな
一喜一憂という言葉をご存知でしょうか?
一喜一憂とは、状況が変化するごとに感情が変化する様を表した四字熟語です。
ダイエットは数字で体型を測る場合が多い為、非常に一喜一憂しやすいです。
また、体型が変化するには時間がかかることをお伝えしていますが、それを実感できるまでにも時間がかかります。
「これだけ頑張っているのに…」
減量中は、ちょっとでも体重が上がれば心配になったり、不安になったりもします。
増量中も、あれだけ食べているのに、体重が横ばいなっていたり、減っているとメンタルも凹みます。
だからこそ、一喜はしても一憂はしないことをオススメします。
ダイエットは、中長期的プランニングが必要なので、毎日の測定結果に怯えていては前に進めません。
また、そうしたストレスを感じることはトレーニングやダイエットの効果を半減させることにも繋がるので、極力憂うことは減らしましょう。
ダイエットに一大決心は要らない
ダイエットを始める上で、大切なのは一大決心をしないことです。
「ゆっくりでいいから、ちょっとずつ痩せよう。」くらいの感覚で、いる方がダイエットは継続します。
一大決心は、あなたのダイエットに対する期待を大きくさせます。
期待が大きくなる分、失敗した時や挫折した時の反動も大きくなるでしょう。
そうなれば、ダイエットを諦めてしまいかねません。
あなたのペースで構わないので、健康的な食生活を手に入れられるように、ちょっとずつ歩みを進めていきましょう。
まとめ:ダイエットを続ける準備はいいかい?
ダイエットは簡単に始められます。
しかし、それが続けられないでいる人は、数多くいます。
自分は、そうなってほしくありません。
それは、ダイエットが『健康の為に食生活を実践すること』だからです。
減量や増量というのは方法論でしかありません。
それは、健康という大きなゴールを得る為、あるいは更に健康になるという高い向上心の為です。
そうしたゴールに到達する為には、長く続けなければいけません。
ダイエットとは、あなたの人生に寄り添い、人生の最後まで添い遂げる同伴者のような存在です。
付かず離れず、あなたにとって最適な距離感を保ちながら、ダイエットに取り組んでもらえたらなと思います。
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