はじめに
若い世代にとってウェイトトレーニングは、あまり抵抗なく始められるでしょう。しかし、歳を重ねると、カラダの動きが不自由になったり、これまでに挑戦したことがない事への好奇心が薄れる方がいらっしゃいます。
しかし、高齢者だからこそ取り組んでいただきたいのが、ウェイトトレーニングです。ウェイトトレーニングによって得られる恩恵は数多くあります。
今回は、ウェイトトレーニングが高齢者にオススメな理由をご紹介します。早速、いきましょう!
サルコペニア予防
みなさんは、”サルコペニア”と呼ばれる疾病をご存知でしょうか?
サルコペニアとは高齢になるに伴い、筋肉の量が減少していく現象。
e-ヘルスネット(厚生労働省)
と、e-ヘルスネットに記載があります。
疾病内容の通り、年齢を重ねるにつれて筋肉量が減少していくことで、転倒しやすくなったり、要介護状態になったりと日常生活を送る上で、支障が生じるようになります。
こうしたサルコペニアを予防するには、以下のポイントを実践する必要があります。
- 筋肥大による筋肉量減少の予防
- 定期的な運動による神経系発達の促進
- 十分な量のタンパク質補給
3つのポイントの内、下段のポイントは食事管理によって調整する必要がありますが、上段・中段のポイントはウェイトトレーニングによって実践することができます。
今回は、特定の種目や動作の紹介は控えますが、もしも、ご友人やお知り合いの方でジムに行かれている方がいらっしゃったら、同伴して体験に行かれることをオススメします。
パーソナルジムでも、オープンジムでも構いません。ご自身が取り組みやすい距離・環境を選んで取り組んでみて下さい。
大村崑さんの成果
若い世代にとっては知らない方も多いかと思いますが、喜劇俳優・大村崑さんは、86歳にしてウェイトトレーニングを始めました。
上記リンクから、大村崑さんのトレーニング経験談の一部を閲覧することができます。
彼自身、若い頃からカラダが強い訳ではなく、大病も患っていたそうです。年齢を重ねるにつれて筋肉も落ち、体力も衰えを感じていた中で86歳からウェイトトレーニングを始めたそうです。
前述した通り、新しいことへの関心が年齢と共に薄まる中で、崑さんも若い世代から何かを教わることを躊躇っていたようです。しかし、いざ始めてみるとウェイトトレーニングにハマり、90歳となった今でも継続して行っているようです。
こうしたウェイトトレーニングに対して実感する効果は人それぞれですが、筋肉は年齢を重ねても肥大させることが可能です。要するに、筋肉はいつでも大きく増やすことができるということです。
いつからだって、始めるのに遅いことはありません。悩んでいるなら、とりあえず一歩を踏み出してみましょう。
認知能力の向上
年齢を重ねると怖いのが認知能力の低下です。しかし、これもウェイトトレーニングによって防ぐことが可能です。
上記論文には、ウェイトトレーニングには世代間を問わず認知能力を向上させる効果が期待できることが示唆されています。
このようにして、ウェイトトレーニングは物忘れや忍耐強さを備えてくれる効果も期待できるということです。
ウェイトトレーニングにおいて、考えずにトレーニングを行うということは不可能です。怪我の予防、より効果的なフォーム、十分なレスト、更には「何を食べたら良いか?」と食事にまで興味が広がります。
それぞれに対して考えを巡らさなければいけませんし、ウェイトトレーニング、それ自体に認知能力向上効果が見込めるのであれば、ウェイトトレーニングはアンチエイジングにとっても非常に有効です。
まとめ:ウェイトトレーニングは最高のアンチエイジング
高齢者にとって、ウェイトトレーニングがオススメな理由を、大村崑さんの記事なども参考にしながらお伝えしてきました。
見出しにもあるように、個人的にはウェイトトレーニングは最高のアンチエイジング方法のひとつだと思います。
サルコペニアは40代から進行がスタートすると言われていますし、「体力が落ちてきたな…」と感じた時には、多少なりとも筋肉量は減っているかも知れません。
「ウェイトトレーニングやってみようかな…」と思い立ったら、先ずはトライしてみて下さい。もしかしたら、ハマるかも知れませんよ?
これからもフィットネスに取り組んで、健康な人生を歩んでいきましょう!
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