トレーニングの原則における『意識性の原則』について解説・紹介

二宮 ジム

皆さんは、日頃から意識的に何かに取り組むことはありますか?

「料理をする時は、こうしたことに注意しよう。」

「この時間にこれをやって、それが終わった、次にこれをやって。」

というように、特定の動きに対して意識を向ける場面もあれば、全体を意識して過ごす場合もあると思います。

何かを意識するということは、トレーニングを行う上でとても大切です。
今回は、そんな『意識性の原則』について解説・紹介していきます。

意識したトレーニングができるか否かで、トレーニングの質が変化してくるので、とても有益な原則と言えるでしょう。

『意識性の原則』について

画像①:『意識性の原則』について

早速、『意識性の原則』について、話を進めていきましょう。

『意識性の原則』とは、トレーニングに対する意識の仕方によってより良い効果が期待できる、という原則です。

意識の仕方というと、非常に曖昧で分かりづらい表現なので、少し具体的な例をお伝えします。

「ベンチプレス中は、胸の筋肉の伸び縮みを意識する。」

「アームカール中は、肘を固定して、上腕二頭筋の収縮を意識する。」

と言ったように、鍛えている筋肉の動きやフォームを意識することが『意識性の原則』そのものであり、トレーニングの効果を上げることに繋がると言われています。

意識できるポイント

前述したようなトレーニングフォームは勿論ですが、トレーニングにおいて意識できるポイントには、どのようなポイントがあるでしょうか?

フォーム

トレーニングにおいてフォームを意識することは、非常に大切です。

どんな位置でバーベルを握るのか、或いは担ぐのかだったり、スタートポジションはどう在るべきか、トップやボトムではどのような感覚でいたら良いのか、と言った意識を張り巡らすことが有効です。

また、この種目ではこの筋肉の収縮を意識したり、この種目の代償動作はこれだから気をつけようと言った、対策を講じることも重要です。

ボディメイク、パワーリフティング、ウェイトリフティングと、それぞれの競技によって意識すべき観点は変わってくるので、一概に何が良いと言うのは決められません。

ただし、各個人が何かを意識した時に、効果的な結果が得られたのであれば、その意識に沿ってトレーニングを行うことは『意識性の原則』に当てはまります。

こうした意識を張り巡らせるように、トレーニングを行ってみましょう。

目的・目標

トレーニング中のフォームだけでなく、トレーニングを行う理由やトレーニングによって達成した目標を意識することも、非常に大切です。

目的や目標といったポイントを意識することは、トレーニングのモチベーションを維持することにも繋がります。

トレーニングにおいて、最も大切なのは継続することです。

小さな事をコツコツと繰り返すことは、最終的に大きな変化としてカラダに返ってきます。

その為には、日頃から目的と目標を意識することが大切です。

普段から目的と目標を意識することで、更にトレーニングの効果が増してくることでしょう。

生活習慣

トレーニングの質を高めていく為には、生活習慣も意識する必要があります。

生活習慣というのは、食事や睡眠などを含めた習慣的な行動を意味します。

例えば、日頃からファストフードを食べているばかりでは疲労が回復するばかりか、疲れが溜まる一方です。

また、就寝時間や起床時間にバラつきがある場合も、疲労が回復されることはなく、精神的にも滅入ってしまう場合があります。

しっかりと栄養を摂取して、十分な睡眠を取ること、又、こうした生活習慣を意識することはトレーニングに有利に働きます。

トレーニングだけに目を向けるのではなく、周りのことにも意識を向けることは大切です。

トレーニングに集中しよう

テレビを見ながらトレーニングをされる方が、中にはいらっしゃいます。

プランクやクラムなど、簡単な種目であればテレビを見ながらや合間時間でトレーニングに打ち込むことができます。

しかし、テレビを見ながらや時間に追われてトレーニングをされる場合、しっかりとトレーニングに集中することが難しくなります。

トレーニングに集中できないでいると、フォームが乱れたり、怪我をする場合があります。

また、スクワットなどを行う場合は、動かしている筋肉などを意識できると有効であるという可能性も示唆されています。

トレーニングを行う時間をしっかりと設けて、トレーニングに集中することで、効果を更に高めていきましょう。

まとめ:小さなことから意識して

今回は、『意識性の原則』について、まとめてきました。

『意識性の原則』とは、トレーニングに対する意識の仕方によってより良い効果が期待できる、という原則です。

また、トレーニングにおけるフォームなどを意識するのは勿論ですが、トレーニングにおける目的や目標も念頭に置いてトレーニングできると良いでしょう。

また、食事や睡眠といった生活習慣を意識することも、トレーニングにおける効果を最大化するには重要です。

もしも、テレビを見たり、ネットを見ながらトレーニングされているのであれば、トレーニングはトレーニングの時間と、メリハリを持ってトレーニングを行いましょう。

小さなことから少しずつ意識を広げていきましょう。

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